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「捕えられたウグラセーナ王」”Ugrasenabandhanam”
カムサというアスラ(魔物)が
マガダ国のジャラーサンタ王から兵を借りて、戦いに行く物語
勇壮な情感にあふれた演目です
前半では、武器を手に取って乗り物に乗り、出陣する支度を整える兵士たちの場面が見どころです
剣と盾を持って馬に乗る兵士
槍を持って象に乗る兵士
弓矢を持って馬車に乗る兵士
それぞれが支度を調えると
カムサは剣を持って馬車に乗り
戦いに出発します
次に、軍楽隊が行進してきます
先頭がホラ貝
次に傘をかざす係
チャーマラというフサフサした毛のついた団扇を振る者
さらに、色々な楽器を演奏する人々が
行進していきます
カムサはマトゥラー王国に向かい、兵隊を配備すると
ウグラセーナ王に宣戦布告します
それぞれの兵士の武器を使った戦いがあり
とうとうカムサは、ウグラセーナを捕まえて殺そうとしますが
父にあたる人を殺すべきではない
と思い直して、彼を牢に入れて
自らは王の座に着きました
演目の中盤で、様々な楽器を演奏する楽隊の人々が登場します
chenda, maddalam, thimila, edakka
kuzhal, kompu
などなど
南インドの太鼓のページにある楽器もいくつか出てきます
ケーララ独特の楽器がたくさん!
演目の中ではマイム的に演じるので
実際の楽器を知ってから見ると
楽しみが倍増します
こんな風にケーララの文化がたくさん埋め込まれているのもまた
クーリヤッタムの楽しみの一つです